カテゴリ:読書( 3 )
Tuesdays with Morrie
e0104027_1855011.jpgTuesdays With Morrie: An Old Man, a Young Man, And Life's Greatest Lesson (Doubleday)
Mitch Albom / / Anchor Books




引き続きもう一つ読書日記です。

これは実話で、著者と著者が大学時代に出会った恩師Morrie(モリー)の会話の実録のような本です。

著者はある日、恩師MorrieがALS(筋萎縮性側索硬化症)という病気におかされ余命いくばくもないことを知ります。その日から心理学者である恩師モリーと著者の最後の授業が始まりました。

著者とモリーは毎火曜日に会い人生について語り合う。家族、愛、後悔、年老いるとは、そして死とはなにか。人を許すとは、文化とは、結婚とは?幅広いテーマに渡り、自身の経験を踏まえてモリーがある時は明確な回答を示し、ある時は著者に(私達に)問いかける。

話の進行とともにモリーの病状は悪化していきます。そんな中でモリーの現状を受け入れるポジティブな態度、死に対する前向きな姿勢、モリーとの授業を通じて成長する著者の態度には色々と考えさせられるものがあります。

良くありがちな死を題材とした「お涙ちょうだい話」になりがちな話を、モリーの知性と独特なヒューモアを織り交ぜることによって、心温まる話になっていると思います。だけどやっぱり最後の章では泣いちゃいました・・・。

ドイツでは英語の原書しか手に入らなかったので私は原書を読みましたが、日本でも翻訳されているようです。原書の英語も口語が多用されているのでとても読みやすいと思います。

ちなみに日本語訳の本の題名はモリー先生との火曜日です。
[PR]
by kuerbis19 | 2008-01-05 01:24 | 読書
The Alchemist
e0104027_1905918.jpgThe Alchemist
Paulo Coelho / / Harper San Francisco












かなり前に読んだ本で、感想もかなり前のものなのですが、自分の記録的に記事にしてみました。

**************

これは数年前にアメリカ、ヨーロッパでベストセラーになっていた本です。おそらく日本でも多分売れた翻訳本の一つなのでは?私は天邪鬼で、巷で人気がある物にはあまり手を出さないので、今までこの本を手にする機会がなかった。最近長めの休暇を取ったので、沢山本を持っていきたいと思って本屋に行った。ドイツの本屋で手に入る英語の本はやはり限られている。そんなちょっと狭い選択肢の中で、ぱらぱらと何冊かを拾い読みしていてこの本に目が留まった。

まず最初の感想は、「読みやすい!」休暇に行ってまで難しい英文学の本など読みたくないけれど、これは本当に読みやすい英語の本だと思う。

話はスペインとエジプトを舞台にしたファンタジー。スペインからエジプトを旅する間に起こる様々な経験を通して、主人公の少年が成長していく。夢とは何か、勇気とは何か、人生、そして愛とは何か。とても難しいテーマを少年の成長に上手く織り交ぜている。ハッピーエンドのお話で読み終わり感は「さわやか」。

色々と自分の生き方や将来のことを考えながら読んだので、私にとってはとても印象に残る本となりました。

読み終わった後で、この本から何かを学べるか、それとも「そんなこと言っても所詮小説は小説、現実は現実」と思うか。それは本人次第と言うところでしょうか。
[PR]
by kuerbis19 | 2008-01-04 01:19 | 読書
Die Geschichte von Herrn Sommer
e0104027_647462.jpg

Die Geschichte von Herrn Sommer
【日本語翻訳版タイトル】ゾマーさんのこと
Patrick Sueskind (パトリック・ズュースキント)


ズュースキントはドイツの作家で、最近では彼の著書「Das Parfum(香水)」が映画化されて話題になっていました。タイトルの本は友達のドイツ人に薦められて読んでみました。私のドイツ語はまだまだなのですが、この本は比較的簡単な単語が使われていて、あまり辞書のお世話にならずに読み終えることができました。

ある村に住む少年の成長過程と、同じ村に住むゾマーさん(Sommerだからゾンマーの方がいいとおもうけれど)が暗い過去を引きずりながら生きる様子(話の中ではあまりゾマーさんの身の上について詳しくは書かれていないけれど)が上手く交差されて話が進行していきます。お互いが奇遇にも「生きる」という点でとても大きな影響を与えて、その結果どうしようもなく切なくなる終末を迎えます。

ジャン・ジャックサンペの挿絵もとても素晴らしい。

ドイツ語中級レベルで十分楽しめる大人の小説としてお勧めです。


ゾマーさんのこと
パトリック・ズュースキント
ジャン・ジャック サンペ / / 文藝春秋
[PR]
by kuerbis19 | 2007-02-20 07:22 | 読書