Fridaという映画を見た。”Frida Kahlo”というメキシコ人女性画家の半生を描いた作品。半年ほど前に私の住んでいる街、ハンブルグ市の小さな美術館で彼女の展覧会が開催されていて、私も友達と行ってきました。彼女の絵は決してそれを見て心休まるような作品ではありません。 彼女は19歳のとき、バスに乗っていて事故に会い、ほぼ全身骨折に近い重傷を負い、また子宮も傷ついてしまいます。その経験が彼女の作品には非常に大きく影響されていて、彼女の作品は全体的にどこか切なく、痛々しい。 そんな彼女の人生がこの映画ではとても情熱的に描かれています。愛する人への情熱、女性であることへの情熱、絵に対する情熱、強く生きることへの情熱、政治への情熱・・・・・。この彼女の生き様が、サルマ・ハエックの素晴らしい演技で活き活きと映画の中で蘇っています。また、映画全体にちりばめられたメキシコ(南アメリカ)特有の鮮やかな色彩とリズミカルな音楽が観る者を情熱的な気分へといざなってくれる・・・。映画の中で登場する女性の服もとても可愛い。 決して平和ではなく痛みと苦しみにまみれた彼女の人生だけど、彼女はその人生を満喫したのだと思わせる心地よいエンディングです。 見終わった後、女性として、一人の人間として、もっと情熱的に生きてみたいと思わせてくれる映画でした。ドイツ人の友人とこの映画をみたのですが、情熱の国の住人ではない日本人の私とドイツ人の友人は、映画の後二人して一緒にふか~くため息をつきました。今年の目標を「情熱的に生きる」にかえてみようか。
by kuerbis19
| 2007-03-01 00:17
| 映画館
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